1948年創業の川原俊夫氏が日本で初めて明太子を製造・販売し、博多名物として定着させた元祖中の元祖。戦後復興期の博多で、釜山で味わった明太を日本人の口に合うよう10年近くの歳月をかけて改良し完成させました。1949年1月10日の販売開始当初は「辛すぎる」とクレームが入るほどでしたが、めげずに改良を重ねた結果、博多の惣菜として受け入れられ行列ができるほどの人気商品となりました。現在の明太子文化の礎を築いた歴史的意義は計り知れず、その伝統的な製法は75年以上にわたって受け継がれ続けています。現在でも2016年には明太子市場で30年連続売り上げNo.1を達成するなど、確固たる地位を維持しています。

3種類以上の唐辛子をオリジナルブレンドしたパウダー状の特製唐辛子を使用し、スケトウダラの卵本来の旨味を最大限に引き出すシンプルな味付けが特徴。酢や酒を一切使わず、素材と唐辛子のみのシンプルな味付けで素材の旨味を最大限に引き出しています。余計な添加物に頼らず、素材と調味液のみで勝負する潔さが、他では味わえない深い味わいを生み出しています。辛さのバリエーションも「のんから」から激辛の「どっから」、そして世界一辛い「ホットエンペラー」まで6段階と豊富で、幅広い好みに対応。特に無着色レギュラーは素材本来の色合いを楽しめる逸品です。

創業以来一貫して直営店による直販方式を貫き、中間業者を通さないことで品質管理を徹底。販売エリアも基本的に地元福岡に限定し、お客様の顔の見える距離でおいしさを伝える姿勢を大切にしています。熟練の職人が一つひとつ手作業でタラコの柔らかさや卵のハリをチェックし選別、最終工程では「味の番人」と呼ばれる官能検査員が仕上がりをチェックする徹底ぶりです。店頭での対面販売を通じて顧客の声を直接聞き、商品改良に活かす姿勢は、大量生産では実現できない品質へのこだわりを表しています。東京にも2店舗のみ営業し、全国展開よりも品質を重視した経営方針を貫いています。

伝統を守りながらも時代のニーズに応える商品開発を積極的に行い、缶詰の「めんツナカンカン」やチューブ入りの「ツブチューブ」など、明太子の新しいスタイルや食べ方を提案。めんツナカンカンは明太子とツナを組み合わせた画期的な商品で、保存性も高く贈り物としても人気です。また世界一辛い明太子「ホットエンペラー」は通常の明太子の25倍の辛さを実現し、話題性と技術力の高さを証明しています。数の子明太子、いか明太子などの「あえもの明太子」シリーズも豊富で、おつまみから贈答品まで幅広いニーズに対応。これらの革新的な取り組みにより、明太子の可能性を常に広げ続け、明太子文化の発展に貢献しています。

博多に生まれ博多に育てられた企業として、地域への感謝の気持ちを忘れず、様々な文化・スポーツイベントを積極的にサポート。創業者川原俊夫氏が発案した「中洲まつり」をはじめ、「博多祇園山笠」や「博多どんたく」などの伝統的な祭りを支援し、博多の文化振興に大きく貢献しています。また、アビスパ福岡への支援企画では明太子のギフトセット売上全額をクラブに寄付するなど、地元福岡を愛する企業姿勢を示しています。さらに、テレビドラマ「めんたいぴりり」シリーズでは一社提供スポンサーを務め、創業者夫妻をモデルとした感動的な物語を通じて明太子文化を全国に発信しました。

創業以来大切に守り続けている「匠のたれ」に7日間（168時間）じっくりと漬け込み、明太子の奥深い旨みを最大限に引き出す独自の製法。このたれはゆず、昆布、酒、唐辛子を絶妙にブレンドした秘伝の調合で、長時間熟成により明太子の素材と調味料が完全に一体化します。水を1滴も使わず、キレのある辛口の喜多屋のお酒を仕込むことで、大人の味わいを思う存分楽しめる明太子を実現。この時間をかけた熟成工程でしか生み出せない、やまやならではの特別な美味しさと深いコクが生まれ、一度食べたら忘れられない味わいを提供しています。オホーツク海、ベーリング海、北米沿岸の新鮮な卵を厳選使用し、素材から製法まで一切の妥協を許さない姿勢が貫かれています。

青柚子と黄柚子をブレンドした柚子胡椒を漬け込みタレに使用し、「先辛」と呼ばれる後に引かない辛さと、ゆずのほのかな香りが特徴的。最初にピリッとした辛みが舌を刺激しますが、その辛みが後に残らず、代わりにゆずの爽やかな風味が口の中に広がる独特な味わいは、他のメーカーでは体験できない上品さを演出しています。この柚子の効果により、明太子特有の重厚感を軽やかに仕上げ、女性や年配の方にも食べやすい仕上がりとなっています。また、この風味は和食だけでなく洋食との相性も良く、パスタやサラダなどのアレンジ料理でも際立った美味しさを発揮します。九州の恵まれた自然環境で育った柚子を使用することで、地域の特色を活かした独自性の高い商品を実現しています。

明太子食べ放題ランチで有名な飲食店「博多もつ鍋やまや」を全国に展開し、特に東京方面では多くの店舗で明太子の魅力を直接体験できる機会を提供。店舗では博多もつ鍋と合わせて本場博多の味を堪能でき、明太子の新しい楽しみ方を提案し続けています。ランチタイムの定食では、やまやの辛子明太子・からし高菜・ご飯が食べ放題という贅沢なサービスを提供し、明太子好きにはたまらない環境を整備。また、福岡市中央区白金にある総本店では、割烹料理「膳」と辛子明太子のお食事とお土産「白金小径」の2つの業態を展開し、明太子を中心とした多様な食体験を提供しています。レストラン事業を通じて明太子文化の普及と九州の食文化の発信に大きく貢献している点も高く評価されています。

定番の明太子だけでなく、めんたいチューブシリーズやうまだしなど、日常使いしやすい加工品を豊富に展開。特に「めんたいチューブ」は15%以上も明太子の粒感が多い濃厚な仕上がりで、パスタやサラダ、おにぎりなど様々な料理に手軽に使える利便性が人気の秘密です。パン用、ごはん用など用途別の商品開発により、明太子をより手軽に楽しめる環境を整備。いか明太子やかずのこ明太子などの和え物商品も充実しており、おつまみやギフトとしても重宝されています。また、博多もつ鍋の素やうまだしシリーズなど、明太子以外の九州の味も積極的に商品化し、「九州ワクワクするような美味しいものを作ること」というコンセプトのもと、食卓に笑顔を届ける商品開発を続けています。さらに入浴剤やジグソーパズルなど、ユニークな関連商品も展開し、明太子を通じた楽しい体験を提供しています。

原料となるスケトウダラの卵の調達から塩漬け、明太子への加工まで一貫して自社で管理し、特に「粒立ち」と呼ばれる明太子のつぶつぶ感を追求した独自の製法を確立。長年の経験と技術が光る緻密な工程管理により、一粒一粒がしっかりとした食感を保ち、口の中で弾ける爽快感を最大限に楽しめる仕上がりを実現しています。この粒立ちの技術は他社では真似できない、かねふくの最大の差別化ポイントであり、明太子本来の食感を追求した結果として生まれた独自性の高い技術です。グループ会社である東京かねふくとの2社体制により、九州各県から関東・東北地方まで幅広いエリアで安定した品質の商品を提供し、全国の明太子ファンから高い評価を獲得しています。特大2Lサイズから家庭用の切れ子まで、多様なサイズ展開で様々なニーズに対応している点も魅力の一つです。

辛さを抑えたマイルドな味付けで、子供から大人まで幅広い年代に愛される優しい味わいが特徴。辛いものが苦手な方でも気軽に楽しめ、明太子初心者にも最適な入門商品として位置づけられています。氷川きよしさんをイメージキャラクターに起用したCMで全国的に知名度を上げ、その親しみやすいイメージとともに優しい味わいが多くの家庭に受け入れられました。素材本来の旨味を大切にした調味により、上品で食べやすい明太子を実現し、贈答品としても非常に人気が高いブランドとして確立されています。無着色の商品も充実しており、健康を気遣う方や自然な色合いを重視する方にも対応。特に北海道産の原卵を使用した商品は、素材の良さを活かしたまろやかな味わいで多くのリピーターを獲得しています。

明太子のテーマパーク「めんたいパーク」を茨城県大洗町、愛知県常滑市、兵庫県神戸市、福岡県福岡市など全国に展開し、工場見学やできたて明太子の直売、フードコーナーなど、明太子を多角的に楽しめる施設を運営。来て楽しい、知って楽しい、食べて美味しいをテーマに、無料で見学できる明太子工場では製造工程を間近で見ることができ、できたて明太子の直売店では工場直送の新鮮な商品を特別価格で購入可能です。めんたいミュージアムでは明太子の歴史や製造方法について楽しく学べる展示が充実し、フードコーナーでは明太子を使った様々なグルメを堪能できます。家族連れやカップルでも楽しめるエンターテインメント性の高い施設により、明太子の魅力を体験型で伝える革新的な取り組みを行い、食育と観光の両面で地域貢献も果たしています。各パークでは季節ごとのイベントも開催され、リピーターも多い人気スポットとなっています。

工場でできたての明太子を冷凍保存せず、新鮮なままその日のうちに工場から冷蔵便で出荷する「できたて明太子」サービスを提供。以前は通販対応が困難だった最高品質の明太子も、技術の進歩により現在ではオンラインでも楽しめるようになり、味も粒の新鮮さも格別な体験を自宅で味わうことができる画期的なサービスです。博多工場直売店では特別価格での提供や、季節ごとのお買得品も豊富に用意され、直接来店したお客様への感謝の気持ちを込めたサービスを展開。また、博多工場直売店ポイントカードも発行し、リピーター向けの特典も充実させています。明太子好きなら絶対に一度は食べておきたい逸品として、多くの食通からも絶賛される品質を誇り、冷凍品では味わえない本物の明太子の美味しさを全国の食卓に届けています。直売店では定番の辛子明太子はもちろん、レンジで簡単調理できる「焼き手羽めんたい」なども豊富に取り揃えています。

創業者の佐々木吉夫氏が北海道最北端の島、礼文島で網元の三男として生まれ、幼少期から父親とともに網を曳いた経験を持つ生粋の漁師の息子。少年時代は海が凪ぐと学校を休んで父親と漁に出るほど海と魚に親しみ、その後札幌の大学へ進学し政治家の秘書として博多に移住したという異色の経歴を持ちます。漁師の息子として培った魚介類への深い知識と経験、そして根っからの負けず嫌いの性格が明太子作りへの情熱となり、「自分は漁師の息子、タラコなら任せとけ」という自信に裏打ちされて、来る日も来る日も試行錯誤の味づくりに取り組みました。自宅の台所にタラコの匂いが染みつくほど研究を重ね、ようやく完成した福さ屋の味は東京有楽町の四坪の店から始まり、銀座並木通での深夜屋台を経て全国区となった感動的な創業ストーリーを持っています。この北海道ルーツの素材選びから製造まで一貫したこだわりが、福さ屋ならではの独特な味わいを生み出す源となっています。

選び抜いた唐辛子と魚醤を使用することで生み出される「ほどよい辛さ」が福さ屋の最大の特徴であり人気の理由。ただ辛いだけでなく、礼文島産利尻昆布を使用したプレミアムめんたいをはじめ、昆布だしとみりんを効かせた優しい味わいにより、年代を問わず味わいやすい明太子を実現しています。この絶妙な辛さと味わい深いうまみのバランスがマッチして、一度食べるとクセになる独特な美味しさを演出。テレビ番組のごはんのおともランキングでも全国5位にランクインするなど、その味わいは全国的に高く評価されています。特に「まろやかめんたい」は唐辛子の量を通常の半分に抑え、より多くの人に愛される優しい仕上がりとなっており、明太子が苦手な方や小さなお子様でも安心して楽しめる商品として人気を集めています。無着色商品も豊富に取り揃え、健康志向の高まりにも対応した商品展開を行っています。

博多駅直営店のみで月1回だけ販売されていた知る人ぞ知る人気商品「できたて明太子」を、現在では完全受注生産により通販でも提供する画期的なサービスを開始。漬け上がったばかりの明太子を一度も冷凍することなく、できたてのおいしい状態で届けてくれるこのプレミアムサービスは、冷蔵専用商品として厳格な品質管理のもと配送されます。ひと腹ひと腹を丹念に吟味し、この道20年以上の熟練者によって艶、粒感、皮のハリなど厳しく選別された「真子」だけを使用し、程よく熟したスケトウダラの卵が最もおいしくなるタイミングで製品化。数量限定生産のため希少価値が高く、明太子好きなら一生に一度は味わいたい逸品として多くの食通から絶賛されています。この新鮮さは他では絶対に体験できない格別な味わいを提供し、明太子本来の美味しさを最大限に引き出した究極の逸品といえるでしょう。

明太子単体だけでなく、明太辛子高菜、めんたいおかずホルモン、明太子なめ茸など、明太子を使った多彩な関連商品を積極的に開発し、食卓に新しい楽しみを提供しています。特に博多の名店「天神ホルモン」との共同開発で生まれた「めんたいおかずホルモン」は、甘辛おかずホルモンに明太子の粒粒食感と旨味・辛味が加わったあと引く美味しさで、レンジ調理袋に入っており手軽に楽しめる新しい博多名物として注目されています。また、ハウス食品との九州ソウルフードコラボでは、明太子の製造工程で発生する調味液を粉末加工し活用した「うまかっちゃん」を共同開発するなど、革新的な取り組みも積極的に行っています。さらに瀬戸内産レモン果汁を使用した無着色辛子めんたいなど、地域の特産品とのコラボレーションも展開し、新しい明太子の可能性を常に追求。春のグルメ特集や夏ギフト、豪華福袋など季節に応じた特別企画も充実しており、年間を通じて顧客に新しい驚きと喜びを提供し続けています。